悲しい出来事

ドラマ「セクシー田中さん」を、毎週楽しみに見ていた。

残念ながら原作を読んでいなかったので、原作とどの辺りが違っていたのか分からなかったが、笑いの中にも生きる力を少し分けて貰えるような、とても温かいお話だった。

Xでたまたま芦原先生の投稿を読んで、9話・10話は先生が脚本を手掛けていた事を知り、何故手掛けなければならなくなったかを丁寧に説明されて経緯も理解した。

確かに脚本家の方のインスタを読むと「原作者のたっての希望で9話・10話を原作者が書くことになった」と書かれていたので、誤解が生じると判断し、芦原先生は経緯を説明されたのだろうと思う。

そして、脚本家の方には恐らく「原作者のたっての希望で」という風に制作サイドからは説明されていたのではなかろうか。

それでは脚本家の方も納得いかず、「前代未聞」などと書いてしまったのだろう。

全てがボタンの掛け違いから起こってしまっている・・・のだが、絶対に防げたことでもある。

そもそも原作が無ければそのドラマ自体生まれなかったわけで。

ドラマにしたいのであれば原作者のOKが必ず必要である。

原作側から出された条件を履行できないのであれば、ドラマ化はあきらめるしかないのだ。

芦原先生が、「途中からでもドラマ化をやめたい」とまで思った・・・そう思うほど条件を受け入れて貰えていなかったという事。

それは「騙した」事にはならないのだろうか?

ドラマ化してしまえばこっちのもの・・・という考えはなかっただろうか?

ドラマ制作の関係者は今一度、今回の悲しい出来事が何故起こってしまったのか、芦原先生が自分の命を賭けてまで訴えたかった事を、しっかりと考えて欲しい。

和顔施

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