努力することは大事
身近にいわゆるADHDの人がいる。
共有のフォルダに変更事項があった時に、「必ず書き込む」。それができない。
今進めている仕事の途中に、電話があってそちらで新たにしなければいけない案件が出てくると、途中までやっていた事を忘れる。
「あの人にメールをしなければならない」その時は覚えていても、後でやろう・・・と除けておくと100%忘れる。
今まで何度も何度も同じ失敗を繰り返して、その時は反省するのだがまた同じ事を繰り返す。
これはADHDの特性なんだから仕方ない。うん。それはそう。
最近のメディアの対応としても、周りがADHDに対する理解を深めよう!!というものが多い。
それも理解はできる。
それで、自分の特性をよく理解した上で、失敗を最小限にするべく努力をしている当事者の方もいる。
一方、「私って本当ダメなんだよね」「ADHDだから辛いんだよね」と言うだけで、努力をしない、もしくはその努力が見当違いのものだったりの人もいるわけで。
私の身近な人が正にそのタイプ。
つい最近、失敗した事に対して、仕事ではないからとは言え、「許してちょんまげ」みたいなスタンプのラインが送られてきた。
それで普段はめったな事では怒らない私が、とうとう絶縁宣言をかましたのだ。
慌てて本気で謝ってきたけれど、私の腹の虫は収まらない。
とにかくプライベートでの付き合いは一切しない事にした。
そして、とにかく周りに理解して貰おうと思ったら自分もそれなりに努力をしなければその人間関係は成り立たない事を説明。
手帳に予定を書き込んでも時間だけとか、蛍光ペンで囲んだだけとか、何の予定なのか分からない事が多々あるのも、全部ルーティンにしてしまいなさいとアドバイス。
必ず時間・場所・人・できれば内容まで書き込まないうちは手帳を閉じない。
新しい仕事を途中でやらなければならなくなったら、それまでしていた仕事を付箋にでいいから書いてから次の仕事をする。
少し工夫するだけで防げる失敗がたくさんあるはず。
「だって自分はこういう特性だから」(仕方ない)では、誰もカバーしようと思わない。
このアドバイスがいつまで効力があるかは分からないけれど、しばし静観してみようと思う。
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